私ゴリGK、小学校2年生からサッカーをはじめ、大学生までやっておりました。
全国高校サッカー選手権にも10年以上前ですが出場しましたし、大学の時も全国大会には出ました。
高校も大学もいわゆるスポーツ推薦で進学し、GKをやっていたおかげで今があります。
それなりに選抜歴もあったりして、割と真剣に「プロになりたい」と思っていましたが、大学4年生で挫折しました。
GKでプロになるって本当に難しい。
今日は実体験の中で感じたことを書こうと思います。
【結論】スーパーマンしか生き残ることはできない
フィールドプレーヤーならばフィジカルをセンスやテクニックでカバーできたりしますが、GKはまずフィジカルありきです。
テクニックやセンスがあるだけでは足りません。
フィジカルベースが土台にありつつテクニックとセンスを兼ね備えている必要があるのです。
GKはそういう意味でスーパーマンである必要があります。
身長と身体能力がものをいう
要するに以下のようなことです。
- 身長は185cmぐらい必要
- 高度な巧緻性
- 爆発的な瞬発力
身長は185cm必要
大学4年生のとき、ヴィッセル神戸に練習参加しました。
そしてその時、「俺にはプロは無理や」と諦めました。
ゴリGKは身長178cm体重77kg
その時おられた人は2022シーズンからJ2愛媛FCでプレーされる徳重健太選手
徳重選手は身長187cmで体重87kg
ひとまわりほど体格が違います。
この選手がロケットみたいに跳びます。
178cm程度の人間が頑張ってもなかなか厳しい現実があります。
JリーグのオフィシャルデータからJ1からJ3までの全所属GKの平均身長を計算すると、
185.000cmという計算結果でした。
中には170台の選手もいましたが数名程度です。
高度な巧緻性
「デカいだけ」では無理です。
ボールを巧みに手で触れるテクニック
適切なステップワークやセービングの際の身体の取り回し
立ってるだけでは守れません
爆発的な瞬発力
上手いだけでは務まりません
デカい体を爆発的に動かすパワーが必要です
また、激しい身体接触にも負けない強さも必要です
ガリガリではダメです
チームで一人しか出られない
身体的にも恵まれ、血反吐を吐くような努力を経て、幸運をつかんでプロになった化け物たちは次に同じような化け物同士でポジション争いを行います
試合に出られるのは一人だけです
そしてそのポジションを守り続けなくてはなりません
交代もほぼない
試合において交代枠は限られており、その枠をGKの交代で使うことは稀です。
控えのGKが出場するときは、怪我などによる緊急事態がほとんどです
1つミスしたら戦犯扱い
GKがミスは即失点につながります。
フィールドプレーヤーならば自分で得点をとってミスを帳消しにできるかもしれませんがGKにはそれができません
せっかく掴んだポジションをキープするにはノーミスを続けなければならないのです
GKのプロは本当に厳しい
まず恵まれた身体を持つこと(185cmぐらい)
そして決死の努力を積むこと(デカいだけではく上手さももちろん必要)
そしてスカウトの目に留まる幸運を持つこと(運って本当に大事)
それでやっとプロになれます
そして勝ち抜いてきた化け物たちの中での争いに勝ち、ひとつしかないポジションを取ること
そしてそのポジションを維持し続けること
今Jリーグで活躍している守護神たちは本当に化け物界のトップたちです
僕は尊敬の目でJリーグを見ています。
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